The High Llamas [UK]
正直、The High Llamas の新譜にはあまり期待していませんでした。 彼らの
名盤「Hawaii」がリリースされたのが 1996 年ということで、ずいぶんと月日が流れており
、もう新鮮な気持ちで The High Llamas と向かい合うことはないと思っていたのです。
なので、CD ショップで見つけても、手に取ることすらしていなかったのですが、会社
の知り合いから、今度の作品はいいですよ、と薦められて、久し振りに購入してみました。
これが、良かったのです。 1 曲目の「Berry Adams」のイントロからして、あの名盤
「Hawaii」の香りが。 この 15 年間はなんだったのかと思うほどの、不変的なサウンドが
凝縮されていたのです。 たしかに、ジャケットからは緩そうな雰囲気は伝わってきます
が、ここまでとは思いませんでした。 体幹ダイエットとかしていたら、このアルバム聴く
だけで効果がゼロになってしまうと思えるほど、脳みそも体もとろけ出てしまいます。
彼らのアコースティックな彩りはさらに深まった感があり、とくにストリングスやホルン
の音色の心地よさには心を奪われます。 ちょっとうたた寝してしまうと、気付いたときに
は CD が終わってしまうほどの短さ(40分未満)ですが、それも悪くありません。
現代の Beach Boys と評する人もいるでしょう。 この快作を持って、久しぶりに
来日してくれたらいいですね。 その際は軽く飲んでから登場したいものです。
2011-06-15 11:27
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