Tobias Jesso Jr. [CANADA]
カナダのバンクーバー出身の新進 SSW が2015年に発表したデビュー・アル
バム。 極力無駄を省いたシンプルなサウンドが話題になり、MUSIC MAGAZINE
などでも高い評価を得ていたような覚えがあります。
「Goon」というタイトルのアルバム。 ジャケットに映った Tobias Jesso Jr. の
陰鬱な表情からは、自らの手で人生を終わらせてしまいそうな予感すら感じます。
その雰囲気はアナログ盤サイズのジャケットで見るとなおさらです。 Matthew Jay
みたいにならないでほしいと、余計な心配をしてしまいました。
アルバムは「Can't Stop Thinking About You」に代表されるようなピアノの
弾き語りスタイルがほぼ全編を貫いています。 27歳で始めたというピアノは自分
でも弾けてしまうと思えるほど、音数が少なく、またゆったりとしたもの。 やや奥ま
った感じで録音したボーカルも、うっすらと陰りを感じさせ、かなり内向きな内容であ
ることは間違いありません。
とはいえ、シンプルでわかりやすい楽曲が並んでおり、いつの間にかぐいぐい
と引き込まれてしまうような魔力がここにはあります。 全曲が彼のオリジナルです
ので、「Without You」、「Can We Still Be Friends」といった曲は有名曲のカバーで
はありません。
「Holywood」という曲がとくに評価が高いようですので、興味ある方は下記をどうぞ。
個人的にはこの曲。
2016-07-29 14:19
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