SSブログ

Nozomi Nobody [JAPAN]


We Are Always a Bit Lonely

We Are Always a Bit Lonely

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Silent Room Records
  • 発売日: 2016/06/15
  • メディア: CD


   なんとも不思議なアーティスト名です。
   気になって、聴いてしまいました。

   Nozomi Nobody の名前を知ったのは、このブログで取り上げた潮田
雄一の twitter でのこと。 来月に吉祥寺の小さな音楽食堂でライブを行うという
告知を目にした時でした。 潮田雄一と同じ場所でライブするということから彼女
のサウンドの方向性はある程度想像がついたのですが、ちょうど流行りの定額
制音楽サイトに加入していることから、検索してみら発見できましたので、会社
でゆっくり聴いていました。

   この「We Are Always a Bit Lonely」は今年の6月に発売された7曲
入りのミニアルバム。 収録時間も25分ちょっと、ということで気軽に接すること
ができるものでした。 全曲、英語のタイトルでしたが、歌詞のほうも全曲英語
で歌われています。 清楚で空気の隙間を感じさせるSSW サウンドは、1970
年代的とも言えなくはないですが、ここまで質素なものは数えるほどのように
思います。 その代表的な事例は、Judee Sill なのでしょうが、いくつかのサイト
でもそのような喩えが使われているようでした。 はかなさで言うと、Susan
Pillsbury に近いものも感じます。

  表面の起伏から、尖った所を削り取ってみたら、かえって素材感が生々
しく伝わってしまって、あわててしまった。 このアルバムと接する第一印象は
こんな感じでしょうか。 まろやかな午後にソファで聴くと、とうとつに睡魔が
襲ってくるかもしれませんが、そんな聴き方も容認されるような洗練された
インテリアのようなサウンドがここにありました。 

  ・・・その無国籍感。 

  それは「誰でもない」と自ら名乗る覚悟とシンクロしているようです。




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

Peter Broderick|- ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。