Rumer [UK]
久しぶりの更新です。 ちょっと素敵なCDがたまってきたので、マメにアップして
いこうかなと思っています。
そんな初夏にふさわしい、Rumer のセカンド・アルバムをご紹介しましょう。
ルーマーはイギリス出身のSSWですが、バカラックも絶賛するというスムース&
メロウなサウンドを奏でることで、個人的にはバカ売れしたアデルよりも、ずっと
好みです。
そんなRumer のセカンドは、いきなりカバーアルバムです。 先行シングルが
Jimmy Webb の必殺の名曲「P.F. Sloan」だったので、めまいがするほど興奮
しました。 この名曲は、Association の合唱団のようなアレンジもいいし、Cassell
Webb のような神秘的なカバーも捨てがたいのですが、原曲がいいだけに、Rumer
のバージョンも問題なく100点ですね。
他にも、Todd Rundgren の「Be Nice To Me」や、Stephen Bishop の「Same
Old Tears On A New Background」など、通好みの選曲に完全にノックアウト状態。
Facebook で「いいね!」を100回くらい押したい気分です。 Paul Williams の「Travelin'
Boy」なんか聴くと、涙があふれてくる気分です。 個人的にArt Garfunkel のバージョン
が最も好きなのですが、それに匹敵する素晴らしさです。
このようなセンスあふれるカバーは、オリジナルへの敬意が全編にわたって感じら
れるからこそ成立するものだと思います。 その証として、ブックレットには、オリジナル
のアルバム写真、アーティスト名、作詞・作曲家名などが大きく紹介されており、その
丁寧なものづくりには感心させられました。
ちなみに、このアルバムを輸入盤のデラックス・エディションで買いましたが、通常盤
より4曲多いので、お買い得です。 国内盤はさらに1曲多いとか。
せっかくなので、収録曲を全部書いておきましょう。 すべてのSSWファンにささげる
若き緑の日々のようなアルバムです。
P.F.Sloan / Jimmy Webb
It Could Be The First Day / Richie Havens
Be Nice To Me / Todd Rundgren
Travelin' Boy / Paul Williams
Soulsville / Issac Hayes
Same Old Tears On A New Background / Stephen Bishop
Sara Smile / Hall & Oates
Flyin' Shoes / Townes Van Zandt
Home Thoughts From Abroad / Clifford T.Ward
Just For The Moment / Ron Wood & Ronnie Lane
Brave Awakening / Terry Reid
We Will / Gilbert O'Sullivan
Andre Johray / Tim Hardin
Soul Rebel / Bob Marley and The Wailers
My Cricket / Leon Russell
A Man Needs A Maid / Neil Young
デラックス・エディションのブックレットの最終ページに手書きの歌詞が。
何の曲かなと思ってみたら、Randy Newman の名曲「Marie」の歌詞の一部
でした。 うーん、これは次作につながっていくのでしょうか。 こんな憎い
ほのめかしに、年甲斐もなく浮かれてしまうのでした。
2012-05-31 14:08
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