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O.S.T. (We Bought A Zoo) music by Jonsi [ICELAND]


幸せへのキセキ

幸せへのキセキ

  • アーティスト: サントラ
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2012/05/30
  • メディア: CD



  映画「幸せへのキセキ」(原題:We Bought A Zoo)のサウンドトラック・アルバムです。
しかし、これがただのサントラではありません。 前回、ここで取り上げたシガー・ロスの
フロントマンである Jonsi のソロアルバムと言えるほどの作品なのです。
  監督のキャメロン・クロウが、映画のイメージを頭に描いて、ヨンシーに音楽を依頼し、
ヨンシーが快諾したことから制作されたというこのアルバムは、同時期のシガーロスの
新作「ヴァルタリ」と交互に聴いて楽しむことのできる素晴らしい仕上がりです。

  その前に映画の話も少し。 キャメロン・クロウ監督にとって6年ぶりとなるこの映画は
、妻を亡くした夫が子供たちのために閉鎖寸前の動物園を買収し、再生させるという実話
を元にしたもの。 実際に映画を見ましたが、主演のマット・デイモンの男らしく、優しく、
子供思いの父親像は本当に感動的でした。 実際に娘をもつ父親として、彼のように
背中で引っ張っていくような行動力には感銘を受けました。 是非とも、見てほしい映画
ですね。
  その映画は新緑の光に包まれているようなイメージなのですが、それを効果的に
演出しているのが、ヨンシーの音楽です。 彼の妖精のようなボーカルと、浮遊感あふれ
るサウンドは、まさに希望の光がさすような雰囲気。 この映画にぴったりです。
  「ヴァルタリ」に比べると、はるかに聴きやすく、親しむやすいサウンドだと思います。
そう考えると、シガー・ロスの「ヴァルタリ」は、エンターテイメント・ビジネスの世界から
はるか遠い渚にたどりついてしまったかのような存在だということに気付きました。
いっぽうで、ヨンシーはアメリカの映画業界、まさにハリウッドとの接点をかろうじて、
ここで見出しているという気がします。 これがバンドとソロとしての音楽の違いでしょう。
仮にそれが逆だとしたら、シガー・ロスというバンドが存在する意味を疑ってしまいます。

  さて、今年のサマーソニック2012で来日するシガーロス。「ヴァルタリ」のサウンド
でライブができるかどうか非常に興味がありますが、もしかして、このサントラの印象的
なフレーズが飛び出したりして。 
  おそらく、そういうことはないと思いますが、どちらに転んだとしてもライブは必見です
ね。 楽しみです。


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